マサホ議員 来年の2月の節分も待ってますよ。僕も吉田で生まれ育っているので、節分といえば夜店もたくさん出るし子どもの頃から大きな楽しみでした。 鈴鹿さん 地元の小学校には通っていませんでしたが、ひとりっ子ということもあり近所の子供さんたちと遊んだり、お地蔵盆のときに大人の方々にお菓子をいただいたり輪投げをしたり、といった記憶があります。 マサホ議員 大学に進学されて、アメリカに留学されましたね。留学で印象に残っていることは何ですか。 鈴鹿さん 留学中にはいろいろな国の方々と交流しましたが、みなさま自国のことを大変誇りに思っていらっしゃるのが印象的でした。よく皆で政治的な話も含め熱心に話す機会が多く、日本ではあまり ない雰囲気だと感じると同時に、日本のことに今まで興味をそこまで深く持っていなかったのではと気づきました。 マサホ議員 聖護院八ッ橋総本店のお店は三百年を超える歴史と伝統がありますね。 鈴鹿さん 八ッ橋は今年で326年になる歴史があります。私にとっても八ッ橋は子供の頃から一番身近にあったお菓子です。小学校の頃は父の朝礼について行って工場のお菓子をつまんだり、学校帰りにお店の試食をいただいたり。母に聞くと、原材料はお米で油も使っていないので、離乳食も生八ッ橋だったとか。私にとって八ッ橋は、生活の一部でした。 マサホ議員 吉田氏子講社の集まりの時は、いつも八ッ橋がお茶菓子ででますよ。そして、ぼくは出張するときのお土産は、もちろん聖護院八ッ橋。 鈴鹿さん 京都の若い方々が八ッ橋を普段のお菓子として口にされない、お土産用には購入するけれども自分では召し上がる機会が少ないと、学生の頃に気付きました。ただ、一度口にされると好きになっていただけるのです。 マサホ議員 今度僕も行ってみますね。お店はどこですか。 鈴鹿さん 四条の西木屋町と、八条口にあります。お店の設計から関わりました。 マサホ議員 京都の話をしていただきたいのですが、2019年に開催される「世界博物館大会」の開催地が京都に決定しました。誘致にいろいろご尽力いただきありがとうございました。誘致活動で何かエピソードなどありましたか。 鈴鹿さん パリで開催されたICOM(国際博物館会議)にて、京都への誘致スピーチをさせていただきました。このとき、祖母が結納の時に作ったと思われる振袖を着ました。美術館や博物館の館長さんたちの集まりということもあるでしょうが、海外の方に興味を持っていただき、また祖母のものということで感激されていました。スピーチの中でも、着物はもともと、一度反物に戻してサイズを変えて代々受け継げる作りになっている、これに代表されるように京都の文化というのは同じように、ただ鑑賞をしたりそのままの形に固執して残しているのではなく、生活の中に実際に混ざっていて、使われる形に柔軟に変わっていきながら続いているものだ、という話をさせていただきました。
鈴鹿さん 平成21年に設立された団体で、京都の文化に関わっている若手から、文化を通じて環境の大切さを訴える目的で発足されました。 マサホ議員 京都は、COP3が開催されて、京都議定書が採択された地です。環境問題は、大きな課題です。 鈴鹿さん 自然の中で体を動かすのが好きです。冬は必ずスキーに行きます。留学中はサーフィンもしました。この前はスカイダイビングもしました(笑)。 マサホ議員 左京について一言お願いします。 鈴鹿さん 左京区のまちづくり委員をやらせていただいています。 マサホ議員 岡崎、吉田、聖護院などこの界隈について一言ください。 鈴鹿さん 動物園も綺麗になって、ロームシアター京都も竣工して、岡崎も賑やかになってきましたね。昔はあのあたりで遊んでいましたし、まちが整備されると話題のレストランなども増えてきて、住んでいる者としては嬉しいですね。 マサホ議員 「タコとケンタロー」の小田研太郎君が発起人になって、僕も手伝っていますよ。今年で5回目です。今年も盆踊りもできて、大賑わいでした。10月は今宮社神幸祭があります。僕は剣鉾を年甲斐もなく差します。神輿の前を歩いて先導しながら、みなさんの安全を願う、幸せを招く、その為にも頑張りますよ。
鈴鹿さん 是非頑張ってください。私もお祭りってとても大切だと思っています。 マサホ議員 最後に、僕は可奈子さんのお父さんと1歳違いです。可奈子さんとも親子みたいなものですが(笑)。 鈴鹿さん いつも思うのは、鈴木さんは地域の方とお話をする機会をたくさん持っていただいているということ。歩いていて出会えば手を振ってくださいますし、私にとっても身近な存在です。 マサホ議員 こちらこそ、これからもよろしくお願いします!今日はありがとうございました。 |
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鈴鹿可奈子さんプロフィール 京都市生まれ。京都大学経済学部経済学科卒業、在学中カリフォルニア大学サンディエゴ校エクステンションにてPre-MBA取得。卒業後、信用調査会社勤務を経て、2006年聖護院八ッ橋総本店入社。「守るべきことを守ること、続けていくことが大事」という父・鈴鹿且久社長のもと、長い歴史と伝統の味を守り受けつぎながらも、新しい商品づくりに日々努めている。 2011 年には新しい形で八ッ橋を提供する新ブランド 「nikiniki(ニキニキ)」を立ち上げた。現在、専務取締役。 |