【生い立ち・活動内容】
 〈マサホ議員〉
 江藤さんとは大木工務店さんのパーティーでお会いしてからですね。
歌手としては勿論、京都左京の元気な女性ということで、お話をお聞きします。
まずは江藤さんのプロフィールやご活動内容をお話しいただけますか。


(江藤さん) 河原町丸太町で生まれて、春日小学校、銅駝中学校、平安女学院高校、池坊短期大学で学びました。
両親も唄が好きだった影響で高校時代から歌っていて、女子4人でバンドを組んで活動をしていました。
その当時DIMEコンサートというのがありオーディションを受けたら合格したのです。年に2回ほど勤労会館でのコンサートに出演していました。
短大を卒業してそろそろ歌も辞めないといけないと思っている時に、あるグループに誘われてジャズを歌っていたらお仕事の依頼がありました。当時は仕事で歌わせてもらえるお店が沢山ありまして、一晩5000円ぐらいで歌っていましたね。
そんな時にジャズの大御所の古谷充さんのお弟子さんに2年ほど入りジャズを教えていただきました。
ジャズだけではなく日本の歌も歌っていました。

〈マサホ議員〉 日本の歌はどこで歌っていたのですか。

(江藤さん) ランチコンサートの依頼がありました。
夜に歌うのと違って、お昼に歌うと女性のお客さんがほとんどです。
スポットライトも無いですし、私もお客さんと同じ、母であり妻でありますから等身大の自分を出して歌うことにしました。下手な関東弁をやめて京都弁で話していたらお客さんもどんどん増えていきました。
そんな時に京都リーガロイヤルホテルさんからもランチコンサートのお話をいただきました。
ランチコンサートも今年で12年目になります。

〈マサホ議員〉 CDも出されていますね。

(江藤さん) 「愛のうた」というCDで、2007年のリリースです。そのあとに、「桜になったあなた」と「ママ大好き」をだしましたから全部で3枚です。

〈マサホ議員〉 唄一筋できたのですね。

(江藤さん) そうですね。コンサートだけでなく、お客さんの娘さんから唄を教えて欲しいと言われたのがきっかけで、今ではヴォーカルスクールを主宰し小学生から80代の方まで25名ぐらい唄を教えています。

【赤ちゃんや子育て中のお母さんを応援する活動】

 〈マサホ議員〉 赤ちゃんや子育てを応援する活動もされていると思いますが、詳しく教えてもらえますか。

(江藤さん) 「0才児からのわくわく音楽教室」という活動をしています。
赤ちゃんとお母さんが一緒に楽しんでもらえる教室です。
その活動の中で、生まれたばかりの赤ちゃんが言葉を話せたらこんなことを言うだろうなと、例えば「ママ やっと会えたね ありがとう」「ママの鼓動を感じて今日の日を待っていたよ」「ママ 包んでくれてありがとう」。
この詩に曲をつけて歌ったらお母さん達が号泣するのです。
そのうちに心を開いてくれて、悩みや迷いを話してくれるようになったんですね。
今のお母さんはインターネットがあるから情報量はすごくあるのですが、逆にその情報に惑わされて余計に迷ってしまっていると思います。それをなんとかしたいなと思っていた時に「HARUおやこのきずなカレッジ」の柴田浩子さんに「江藤さん、この曲で何かできないかな?」と言ってもらいました。
そして長期的に活動していこうと思い「ママ大好きプロジェクト」を立ち上げました。
イベント・ワークショップ・講演会などの活動をしています。KBS京都テレビの『ぽじポジたまご』で毎週火曜日の10時37分から10分間「ママ大好きプロジェクト」のコーナーを大木工務店さんの提供で持つことができました。
育児をしている全ての人、お母さん、お父さん、おじいさん、おばあさん、地域の人、みんなで新しく生まれた命を育んで楽しく育てていく。そんな情報を発信したり、ママ体操などをするコーナーをやらせてもらっています。

〈マサホ議員〉 若いお母さんや赤ちゃんと触れ合っていてなにかエピソードはありますか。

(江藤さん) 生後2か月の赤ちゃんでも曲を聞きながらリズムをとったり、盛り上がってきたら声もだします。
お母さんのおなかの中で聞いていた曲だともっと反応しますよ。

〈マサホ議員〉 子育て中の若いお母さんに何かアドバイスはありますか。

(江藤さん) 今この瞬間の子供が一番幼いはずですよね。1週間経ったら1週間分大きくなっていきます。今この時間を楽しんで欲しい、大切にして欲しいです。たとえ泣いていても、それを楽しんで欲しい。
また、こうでなければならないという気持ちを捨てて、あなたらしいありのままの子育てでいいと思います。
自信を持って迷わずに子育てを楽しんで欲しいと思います。
もし迷ったらいろいろな所で相談したらいいのです。誰かと話すことが大切だと思います。

〈マサホ議員〉 パパの役割もありますよね。

(江藤さん) そうです。例え仕事が忙しくても、帰宅してママに「今日も育児ありがとう」と言うだけでもイクメンなんです。その一言でママも頑張れます。特に子育て中は社会との繋がりもあまりないので頼るのはパパしかいないことが多いですから。

【プライベート・今後の目標】
 〈マサホ議員〉 趣味はなにかありますか。

(江藤さん) 好きな事を仕事にしているので、それ以外の事をやる時間はなかったのです。
でも今はバレエストレッチなど、体と向き合う時間を週に1回つくっています。
あと、犬と猫を飼っています。動物も好きなんですよ。

〈マサホ議員〉 左京についての思いなどありますか。

(江藤さん) 自然が多くて、おおらかなイメージでしょうか。私にとっては住むところです。
私の自宅で年に一回無料コンサートをしたり、地蔵盆で歌ったり。まさに生活の場ですね。
子育てをする環境もすばらしいと思います。

〈マサホ議員〉 今後の目標などありますか。

(江藤さん) 唄の力はすごいと思います。コンサートに来てくださる方にも唄をとおして元気になっていただきたいです。元気になり勇気をもって歳に関係なく何にでも挑戦していただきたいですし、疲れたと思っている方には私の唄で癒されたと思っていただけたら幸せです。
唄の力をとおして少しでも何かに貢献できたらなと思っています。

〈マサホ議員〉 すばらしいですね。今日はありがとうございました。

江藤ゆう子さん プロフィール
 京都出身、古谷充に師事、ジャズを学ぶ。
ジャズ、ポップス、シャンソン、クラシック、童謡、唱歌、現代日本の秀作までジャンルにとらわれる事なく「愛と平和と勇気」をテーマに「唄によって伝えられるもの」を表現するシンガー。
持ち前の伸びやかで、力強い歌声で独特の境地を開き、自らの世界を常に追及し展開している。
夢咲きチャリティーコンサートを企画「あらゆる人たちの夢を音楽を通じて応援したい」をコンセプト活動中。
江藤ゆう子音楽事務所代表、江藤ゆう子ヴォーカルスクール主宰。
ファーストアルバム「愛のうた」。「桜になったあなた」夢咲きチャリティーコンサート第1回夢完成CD好評発売中。
京都三条ラジオカフェ「江藤ゆう子のティタイムをあなたと・・・」放送中。

(Official Website) http://yuko-eto.com/